サイエンス

グラント申請で成功するには

  数学的な解析によれば、研究費申請の採択率が15%程度の時には、より多くの申請を出した方が研究費を獲得しやすいという論文がPLoS Oneに発表された(Roebber, P. & Schultz, D. M. PLoS ONE 6, e18680 (2011))。し...続きを読む

”コミュニケーションをとる”ナノ粒子 ― MIT

MITの研究者たちががんを効率的に補足する粒子を開発した。その粒子はお互いにコミュニケーションをとるという。 過去10年間、研究者たちはがん治療薬の副作用を抑えるために、がん細胞に直接届く化学物質を開発してきた。しかし、どんなにいいナノ粒子を使っても、わずか1%しか目標に到達していなか...続きを読む

ヒトゲノムの価値はいくらか?

ヒトゲノム研究の金銭的利益の推定金額は高すぎるのではないかと経済学者は懐疑的である。 調査会社Battelle Memorial Instituteが、ヒトゲノム研究に投資された費用は141倍の利益になって返ってきているという結果を発表した。国が投資した3.8ビリオンドルは、1988年...続きを読む

最近特に食べられて減っている動物といえばカメ?!

6月16日に、国際自然保護連合(IUCN)が「レッドリスト」の最新版を発表した。 動物の種類を問わず、新たにリストに追加された種が目立つほか、絶滅危惧IA類(Critically Endangered)に変更された種も少なくない。 そのひとつに、アメリカ合衆国東部に分布しているミュー...続きを読む

レビューワーによる無駄な追加実験の要求をやめよ

  トップジャーナルの論文のピアレビューが、不要な追加実験のために行き詰まっている。 Natureを含むハイジャーナルに論文を投稿すると、たいてい追加実験を求めるコメントが返ってくる。そのような追加実験により、元の原稿で示された実験結果を強くサポートできることもあるが、たいてい...続きを読む

タミフルによる未成年者の異常行動、その理由とは?-理研分子イメージング科学研究センター

タミフルは、未成年者に投与されると異常行動を引き起こすとして、一時社会問題にもなった抗インフルエンザ薬だ。しかし、2006年冬のインフルエンザによる異常行動の発生率に、タミフルを服用した患者とそうでない患者に差が見られないという厚生労働省の疫学調査や、1999年から2007年(9月15日)ま...続きを読む

福島第1原発事故・栃木県民から「ちたけ」は奪われるのか

福島第1原発事故は、地域の食文化に思わぬ被害をもたらす可能性がある。 栃木県民は、図鑑にも書かれるほど、野生のきのこ「ちたけ」が大好きだ。ちたけとは、標準和名で「チチタケ」のことである。この味が栃木県民の間では熱狂的に好まれ、栃木県内では争うように採られてしまうので、福島まで遠征に行く...続きを読む

細胞の密度を測る方法 ― MIT

MITの研究者たちが、マイクロチップを使って細胞の密度を測る方法を開発した。これはアルキメデスの原理を利用して細胞の密度を一個単位から測ることを可能にするかもしれない。 密度は基本的な単位の一つであり、細胞の密度を正確に測ることが出来れば、細胞の生物学の新しい窓口ができるとMITのWi...続きを読む

癌の理論が疑惑に直面、癌の転移についての主要な解釈は臨床上の証拠に欠ける

癌細胞は、発生過程の細胞に似た状態へと逆行することにより自由に動けるようになり、別の部位へと移動するという考え方が主流となっている。カリフォルニア大学サンディエゴ校のDavid Tarin氏は、今月初めの米国癌学会の年会で、このような考え方に疑問を呈した。 基礎研究においてこの仮説を支...続きを読む

ニューロマーケティングの精度-米・エモリー大学

ニューロマーケティングとは、消費者行動の予測を、従来のアンケートなどによる方法ではなく、直接脳の活動を測定することで行おうというマーケティング手法だ。実際、アンケートは様々な要因の影響を受け、真の購買行動を予測できないことが知られている。例えば、2010年に行われた米・エモリー大学の神経経済...続きを読む