世界初!火力発電のCO2排出量をほぼゼロにする『CCS』とは?

CO2削減について世界初の試みがスタートしている。
Jパワー、IHI、三井物産の、3社が参加する日豪官民共同プロジェクト『カライド酸素燃焼プロジェクト』で、石炭火力発電所から出る二酸化炭素(CO2)排出量をゼロにする『CCS』技術の実証実験を始めた。

実験場所は、豪北東部クイーンズランド州ビロエラにあるカライドA石炭火力発電所で、実証試験期間は、2012年12月から約2年を予定しており、2020年をめどに商用化を目指す。

『CCS』とは、発電所や工場などで放出されるCO2などの温室効果ガスを、大幅に削減しようとする技術で、高濃度CO2を分離・回収して地下に貯留するまでの一貫したシステム。

つまり、既存の火力発電所に二酸化炭素(CO2)回収装置を据え付け、回収したCO2を地中に埋めちゃおう。
という世界初の事業だ。

『CCS』では、石炭を空気に代わって酸素で燃焼させるため、排ガスのCO2が高濃度となり、この排ガスを圧縮・液化することでCO2の回収が容易となる。
なんとCO2排出量を90%以上削減することができちゃうそうなのだ。
将来、新設及び既存の石炭火力発電所に『CCS』導入することによって、地球温暖化抑制に貢献できるものと期待されるそうだ。

ひとつ気になるのは、埋めたCO2はどうなっちゃうのだろうか?

地中に埋めた液化CO2は徐々に地層内部に浸透していくが、不浸透性の岩石で覆われている地層に埋めるため、CO2を逃さないそうだ。
モデリングの結果、埋めたCO2は1000年の間に20~60%の割合で地中に吸収される可能性があることが分かっているそう。
火山の噴火のように自然に噴出したCO2が、 地中に何百万年も閉じ込められている例もあり、安全に貯蔵できる地下層は世界中に多数存在しているのだとか。

う〜ん。何だか、解決したのか、してないのか、分からなくもないが、新しい技術や実験が次々と出てくるのは良いことだろう。
「CO2なんてチマチマ削減せずに、燃料にしてしまおう!」なんて思い切った技術も出てくることを期待したい。

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