もう原発なんていらない!芋発電が日本を救う!?

「バイクが走った!」
種子島高校生物生産科で歓声があがった。
壊れていたバイクがなおった訳じゃない、『芋発電』で走りだしたのだ。

芋で日本をエネルギー自立国にしようと、本気で挑戦し続けている男がいる。
このユニークな『芋発電』に取り組んでいるのは「マグロの養殖」でも有名な近畿大学生物理工学部の鈴木教授だ。

「サツマイモでもジャガイモでも、ごく普通の芋が燃料になります。芋燃料は、エネルギー問題をはじめ、地球温暖化、過疎化、雇用、食糧など、日本のさまざまな問題を解決してくれる、純国産の燃料作物なんです」と教授は熱く語る。

つまり、「芋が日本を救う」そうなのだ。
だが、なぜ芋なのだろう?

芋の主成分のでん粉は、良く燃える。また、燃やした時に有害物質をほとんど排出しない。芋は安価で手間がかからず全国で栽培する事ができ、燃料化のコストも安いという。発酵液を蒸留すればガソリン代替のエタノール、乾燥させれば石炭代替のチップにもなる。
そんな芋を燃料に使えば、国内でのエネルギー調達が可能になり、これまで海外へ流れていた化石燃料の購入額の約20兆円が農家へ流れる。
衰退する農村の再生にもつながるのだ。

『芋発電』実用化には、芋の大量栽培が課題だった。
そこで、教授は、通常の畑の30~50倍の収穫ができる画期的な芋の大量栽培法を考案。多層棚栽培法と呼ばれるその方法は、栽培用の棒を組み三角棚を作り、土と芋の苗を入れたスーパー袋を横棒に沢山つるしていく。
縦に何段かつるせるので、都心のビル屋上など、小スペースでも栽培することが可能なのだ。
また、芋はエネルギー用なので、20gほどの大きさ(6週間ほどの栽培)で十分なのだそうだ。

しかし、農家がこぞって芋栽培に転換すれば、心配されるのが食料と燃料との競合による食料問題だ。
アメリカなどで、トウモロコシの高騰を招いたバイオエタノールの二の舞になりかねない。

だが、教授は心配ないという。
現在日本には、休耕している状態の田畑が約40万ヘクタールある。
だいたい埼玉県と同じくらいの広さだ。
今ある農地を使わず、この休耕地を活用すれば、国内の火力発電と原子力発電の総発電量をまかなえる、18億トンの芋の生産が可能となる。
更にビルの屋上や造成地等、利用可能な場所を確保できるとすると、発電以外の燃料用途も代替できる45億トンにまで伸ばすことができる。
つまり、芋が45億トンあれば、日本の全エネルギーを賄えることができるそうだ。

教授の夢に、全国の個人や企業からも賛同の声が集まっている。
阪神電鉄と協力して栽培工場を作り、その発電で電車を走らせたり、全量買取での売電を視野に入れた地域発電所の建設など、計画は進んでいる。
『芋発電』で日本を救える日は、そう遠くないかもしれない。

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_DSC7242 Photo By snotch

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    育てるのは良いけど、地中の養分を吸い取って成長するのだから大量生産すれば其の分、土が痩せていきますよね。