福島の和尚が決死の決断!「仏の道を説いても人を助けられない。今やれることは一つ」

福島第一原発事故による土壌汚染に住民が不安を抱える福島市で、国に頼らず汚染された土を無償で預かっている和尚がいる。
福島市の山沿いにある「常円寺」の阿部住職だ。寺で保管する汚染土は150トンを超えているという。
「つるりん和尚」と人々から親しまれる住職は「今は仏の道を説いても人々を助けられない。やれることはだた一つ」と、その決断に迷いはない。
本堂の裏山に、ドラム缶状のプラスチック製容器が500本。ふたを開けると土がぎっしりと詰まっている。
線量計を近づけると、毎時20マイクロシーベルトを示し警報音が鳴り響くほどの濃度だという。
阿部住職は「短時間近寄るだけなら大丈夫。怖いけど、こんなのが住民の近くにある方がもっと怖いからね」と話す。

受け入れを始めたのは昨年6月。
3歳児の母親から「放射能が心配で眠れない」と相談され、「うちの裏山なら周囲に民家がない」と保管を決めたそうだ。

福島市内には、計画的避難区域に相当する毎時3.8マイクロシーベルトを上回る場所が点在するらしい。
子育て中の家庭や、高線量の家を優先し、預かったのは200世帯以上。
自宅の庭から20キロの汚染土を引き取ってもらった公務員は
「うちは線量が高く、五歳の子がいる。わらにもすがる思いだった」と感謝する。
集まった汚染土はいずれ処理しなければいけなくなる。
だが、国の方針はいまだに決まっていない。
福島市は今年に入り除染作業を本格化させたが仮置き場が決まったのは1カ所だけ。

また、汚染土の最終処分場を鹿児島県南大隅町に建設する計画があるとの一部報道を受け、大隅半島4市5町の首長は「汚染土壌の搬入は放射性物質を拡散することであり、環境汚染や住民の健康被害につながる」と受け入れを反対。「被災地域の方々の厳しい状況は十分理解する」とした上で、「大隅半島は農業、水産業、畜産業の町で食の供給基地。汚染土を受け入れると、産業に壊滅的な打撃を受ける」と語った。
行き場のない汚染土。「つるりん和尚」の奮闘はこれからも続いていく。

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Japan Apocalypse DDC_4680 Photo By Abode of Chaos

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