和歌山「アドベンチャーワールド」の「オスパンダ」はアレもワールドクラスだ!

パンダの繁殖というのは、パンダを飼育している全ての動物園にとって、とても重要なテーマだ。
7月5日に上野動物園で生まれたジャイアントパンダの赤ちゃんは、残念ながら、生まれて6日目で亡くなってしまった。
公開を楽しみにしていた私たち国民の悲しみも大きいが、ハンカチで何度も涙をぬぐう上野動物園の土居利光園長の記者会見が印象的だった。パンダの赤ちゃんは約6~7割は生後1週間で死んでしまうという。
パンダの飼育というのは、とても難しいものなのだそうだ。

そんな中、和歌山の「アドベンチャーワールド」という動物園では、すでに12頭もパンダの繁殖に成功し、うち11頭が無事に成長しているという。これだけ繁殖しているのは、中国本土を除けば世界最多であるという。
上野動物園では出来なかった繁殖が、なぜ「アドベンチャーワールド」では、こんなに何度もできるのだろうか?

一番の理由は、和歌山の気候。一年中同ではないが、中国の気候とよく似ていると言われ、特にパンダの発情期である春の気候が、とてもよく似ているそうだ。

次に、「アドベンチャーワールド」には永明(えいめい)という、極めて繁殖力が高いオスがいる。永明は、「アドベンチャーワールド」で生まれたパンダ12頭のうち10頭の父親であるという、いわば、この動物園の繁殖のエース。
パンダの発情期は1年に1回で、それも約2週間程度と言われている。これはオスの場合で、メスはさらに短く、わずか1日から3日。この極めて短いチャンスをビシビシとモノにしている凄すぎる絶倫パンダなのだ。
その繁殖能力はワールドクラスとも言われ、世界のトップ10に入るほど優れているという。
また、飼育員の話によると「交尾になると攻撃的にメスに仕掛けるオスもいるが、永明はとにかく優しい」そうだ。永明は女心を心得ているのだ!

また、「アドベンチャーワールド」の飼育員の方々は、繁殖に関するチェックを非常に細かく行っているという。
もちろん、上野動物園やその他の動物園の飼育員も、チェックは細かくしているのだろうが、「アドベンチャーワールド」の場合、それプラス過去の成功例があるため、「こういう時は成功する」という「経験」としての情報も蓄積されているのだ。
世界の屈指の大エース「永明」を支える、飼育員達のたゆまぬ努力が「アドベンチャーワールド」の成功につながっているのだ。
上野動物園にもまだまだチャンスはある。
パンダを飼育している日本全国の動物園で「アドベンチャーワールド」のようにどんどんパンダが繁殖することを願っている。

■関連リンク
・「パンダなんて興味なし!」石原都知事は今日もご立腹!
・中国で肉をむさぼり食らうジャイアントパンダの撮影に成功
・いつの間に!上野動物園のパンダ「シンシン」が赤ちゃんを産んだよ〜!

IMGP3057 Photo By fujikinoko

Bookmark and Share

関連プロダクトクラウド

  • Wxy Ccc

    和歌山レベルの飼育技術が上野にもあれば良かったのですが残念です