いろんな視力の人に眼鏡が合わせてくれるという逆転の発想がすごい

アドレンズ社は、ジェームス・チェンによって2005年にイギリスで創設された眼鏡メーカーである。核となるレンズ技術の開発と製品の製造は、イギリスのオックスフォードにある本社で行われている。もとをただせば、眼科医にもかかれない眼鏡を買う余裕もない開発途上国の人々に対し、誰にでも使えるメガネはできないものかと思う気持ちが開発の源泉となっている。

仕組みはいたって簡単だ。レンズ部分に(通常はガラスであるが)液体が入っていて、そこに外側についているダイヤルを回すことでレンズ内の液体量を調整する。そうすることによってレンズの厚みが変わりそれぞれの視力にあった度数に合わせることが可能となるのだ。メガネのほうをいろんな視力の人に合わせるという逆転の発想は、一般の人にはなかなか思いつかないのではないだろうか?

また、2009年8月から始めたビジョン・フォー・ア・ネーション(眼科医にかかれなかったり、眼鏡を買う余裕のない地域の人々に、誰でも眼鏡を利用できるように創設されたプログラム)における最初のプロジェクトである、貧困にあえぐ8歳以上のルワンダ国民(推定約750万人)全員に対し、必要とする全ての人に眼鏡を提供するという計画に同社は参加しているのだ。眼鏡がたやすく持てない多くの開発途上国の人々に、スッキリ見える手段を早く届けてほしいと祈るしだいである。

〈参考文献〉
Vision for a Nation

■関連リンク
・網膜に直接イメージを投影する未来のコンタクトレンズ開発中-ワシントン大学 | スゴモリ
・神は細部に宿る、ペットボトルで顕微鏡 | スゴモリ
・画期的!網膜投影型ヘッドマウントディスプレイの事業化が決定! | スゴモリ

Bookmark and Share

関連プロダクトクラウド