GPSデータによる東北地方太平洋沖地震を解析した論文発表ー国土地理院

GOES-11 Satellite Sees Pacific Ocean Basin After Japan Quake

3月11日に発生し、非常に大きな被害をもたらした東北地方太平洋沖地震。この地震によって、日本海溝に蓄積された数百年分のエネルギーが放出された。3月16日付けのNature誌で発表された論文によれば、GPSデータの解析結果から、この地震によって、どのようにプレートが動いたのかが判明した。

この論文の著者のひとりである、国土交通省国土地理院、地理地殻活動研究センターの小沢慎三郎、主任研究員は研究について次のように語る。

「この研究はGPS観測結果を用いて、プレート境界のどこでどのようなすべりが東北地方太平洋沖地震の際におき、地震後にプレート境界のすべりがどのように発生したのかをあきらかにしたものです。エネルギーバランスから、地震が700年程の周期で発生してきた可能性があることを指摘しています。
 700年程の周期で発生する超巨大地震の様相がみえてきたことにより、東北地方の地震サイクルに関する知見に光があてられました。
 また地震後のプレート境界のすべり(アフタースリップ)は地震時の滑りと比べて、滑りの大きさ自体は小さいものの南北と深い方向にのびていて、より広い領域に拡大している様子が解明されました。」

今までは、プレートのズレが常時行われているという考え方が主流だったが、今回の研究では、エネルギーを貯めこむ領域が存在し、数百年分のエネルギーが一気に解放された結果、大震災が起こったと解析している。

こうした研究によって、地震前に地震の発生可能性予測が出来るような仕組みが出来ることに期待したい。

Creative Commons License photo credit: NASA Goddard Photo and Video

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