ビタミンDで免疫強化!?

Vitamin E

ニュージャージー医科歯科大学の研究で、ビタミンDは白血球を刺激してLL-37という高い抗菌作用をもつペプチドを生産させることがわかった。また、この研究に刺激された別の研究がビタミンDが歯肉細胞を刺激してTREM-1というタンパク質を生産させることを発見した。TREM-1は免疫反応を強くすることが知られている。

更に、新しい研究ではビタミンDが免疫反応に関与しているいくつかの遺伝子の発現を調整してることがわかった。もしビタミンDの調節機構が分子レベルで理解出来れば、ビタミンDを使用した高度な標的治療が可能になると研究員のGill Diamond氏は言う。

「肺や歯肉の細胞は不活性のビタミンDを活性化する能力を持っている可能性があり、これが真実ならば局所的なビタミンD療法を使うことができる。」

ビタミンDは近年研究が進んでいて、一説には自己免疫疾患やがんなどに対しても効果があると示唆されている。
Diamond氏や彼の同僚たちはビタミンDの研究をはじめてからビタミンDのサプリメントをとっているが、以来4年間風邪をひいたのは1回だけだったという。

ビタミンDはカルシウムの吸収などに関係しているビタミンの一種で、微量ながら人が合成できるという特徴をもつ。ビタミンと免疫と言えば、過去にノーベル賞を2回受賞したライナス・ボーリング博士が唱えた「ビタミンCは風邪に効く」という説が論議を巻き起こした。

(櫻井博光)

Creative Commons License photo credit: Frederic Poirot

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