最後のスペースシャトルミッションで使われるiPhone


NASAの最後のシャトルミッションで、宇宙船の放射線レベル、軌道位置、高度を測定するためにiPhoneが使われるといいます。

今度行われるラストミッションで、SpaceLabと呼ばれるiOSをベースのソフトウェアがダウンロードされた2つのiPhone4を宇宙ステーションに持っていくとのこと。このソフトのテストはミッションの中心ではないですが、近い将来、この実験が宇宙用に再利用される地上の商用デバイスにつながる可能性があります。

「AppleがiPhoneにジャイロ機能を追加すると、iPhoneは小さなアビオニクス開発プラットフォームになります」とSpaceLabを設計し たOdyssey Space Research社のCEO、Brian Rishikof氏は語ります。「将来、宇宙空間で位置情報を再確認する為にiPhoneを使うことが想像できます。」

通常NASAのスペー スシャトルに載せるガジェットは厳しい審査を受けることになり、最大でこの審査は2年かかる こともあります。このデバイスは危険な化学物質を放出せず、電子機器に悪影響を与えないため。スペースシャトルに載せられることになりました。

SpaceLabは地球の曲率というものを測ることで、無線通信することなく宇宙飛行士に現在の高度を教えることができます。また、宇宙船の窓から撮られた海岸線の連続写真から宇宙船の軌道位置と速度を教えてくれることもでき、さらに、シングルビット・アップセットを利用することで放射線の検知もできるそうです。(※シング ルビット・アップセットとは、高エネルギーの放射線粒子の通過によって、ビットが1つ反転する現象のこと)おまけに、宇宙ステーションの乗組員が、ソユーズが地球に戻る9月までこれで遊ぶこともできます。

「我々は 何百万人もの人が使用している製品が宇宙飛行用のハードウェアとして機能する方法を示そうとしている。」とRishikof氏は言います。「いちど成功すれば、他には何が可能なのか多くの人が疑問に思い始めるだろう。」

そのデバイスが軌道に乗る前に、NASAは最後のチェックを行います。Rishikof氏はAngry Birdを入れたとしても問題はないと言います。「我々は宇宙飛行士の時間を無駄にしたくないのです。」

これからのアメリカでは宇宙開発は民間に委託されるようになりますが、このデバイスが軌道に乗ればOdyssey Space Research社は大当たりするかもしれませんね。
ちなみに このアプリはiTunes Storeでダウン ロードできます(有料)。

(櫻井博光)

■関連リンク
SpaceLab for iOS – Odyssey Space Research, LLC
災害用対策アプリケーションページ公開-iTunes Store | スゴモリ
スマートフォンで使える、地震災害関連ツールまとめ | スゴモリ
人型インターフェイスの携帯電話「エルフォイド」は存在を伝え合う | スゴモリ
スマートフォンは男が思っているほど女にカッコイイと思われていない | スゴモリ

Bookmark and Share

関連プロダクトクラウド