地震の難を逃れたシイタケ、普段より豊作の場合もー東日本大震災

岩手県陸前高田市の、「きのこのSATO販売」というきのこ生産会社では、社長の長佐藤博文さんの家や事務所は津波で流され、大きな被害を受けたが、ビニールハウスの菌床栽培シイタケは危うく難を逃れた。しかし、電気と水道が止まってしまい、ハウス栽培なのに、管理を成り行きに任せなければならない時もあった。ところが、収穫は平時の1日150キロが200キロに増えたという。

シイタケに刺激を与えると発生が促される、ということは昔から言われていて、雷の影響で収穫が増えたとか、原木を叩くと発生が促される等と言われている。今回の場合は、地震や余震でも同様の効果があったのではないかとみられる。

3月14日から24日には、佐藤さんは、軽トラックで市内の避難所約70カ所でシイタケ約1トンを配った。半径10センチという大きなシイタケは、支援物資が届きにくかったこの時期に、被災者に喜ばれた。

ビッグシイタケに励まされて、高田さんはじめ東日本大震災で被害を受けたきのこ栽培農家が、復興していくことを願ってやまない。

(堀博美/きのこライター 「きのこる キノコLOVE111」(山と渓谷社)執筆 http://spore.sblo.jp/)

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