福島県川内村の露地シイタケ、出荷停止を解除

2011年5月23日、政府は福島県川内村の、露地栽培原木シイタケの出荷停止を解除した。

厚生労働省によると、4月19日に採取したシイタケから、1キログラム当たり420ベクレルの放射性セシウムを検出。5月6日は230ベクレル、5月12日は167ベクレルと、食品衛生法で定める、放射性物質の暫定規制値500ベクレルを3週連続で下回ったためである。ただ、川内村の福島第1原発から20キロ圏内の地域では出荷規制を継続する。なお、いわき市、田村市、新地町では出荷停止がすでに解除されている。

ひとまず、シイタケ農家のためには良いニュースのように読めるが、ちょっと手放しで喜びにくい点がある。それは、福島第1原発事故後の放射性物質の暫定基準値が、もともと高く設定されている、という状況があるためだ。2011年3月17日までの日本では、放射性セシウムの値が1キログラムあたり370ベクレルを越えたものは輸入禁止だったのである。今回の政府の判断の是非は、読まれた方のご判断に任せたい。

 (堀博美/きのこライター 「きのこる キノコLOVE111」(山と渓谷社)執筆 http://spore.sblo.jp/)

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