「ナラ菌」による「ナラ枯れ」が深刻に

ナラ枯れが、本州の日本海側を中心に広まっている。

ナラ枯れとは、体長約5ミリのカシノナガキクイムシが媒介する病原性のカビ・ナラ菌によって、コナラやミズナラなどの広葉樹が枯れる現象のことである。
ナラ菌がこれらの木に感染すると、道管が目詰まりを起こし、水を吸い込むことが出来なくなってしまうので、夏に葉が赤く変色し、枯死してしまう。
被害の拡大防止のためには、木の根元や幹にビニールを巻いて覆うのが効果的である。もしあなたが山に入ったとき、ビニールが巻かれてある木を見つけたら、絶対にビニールを取らないでいただきたい。これは、木の保護のために巻かれているものなのだから。

ところで、何故かナラ枯れした木のそばに、猛毒きのこ・カエンタケがしばしば生える。カシノナガキクイムシが媒介するのはナラ菌だけで、カエンタケの胞子は運ばないことが明らかになっているのだが、どうもこの両方の出来事には、何らかの関係があるようだ。カエンタケの危険性については、発生時期の夏までにご報告したい。 

(堀博美/きのこライター 「きのこる キノコLOVE111」(山と渓谷社)執筆 http://spore.sblo.jp/)

■関連リンク
林野庁/ナラ枯れ被害
うんち・おならで例える原発、子供もわかる解説動画 | スゴモリ
ホントは怖い?自動水栓 – 米・ジョンズホプキンス大学病院 | スゴモリ

Bookmark and Share

関連プロダクトクラウド