福島第1原発事故、福島の16市町村で露地栽培のシイタケ出荷制限

以前福島県いわき市の、福島第1原発事故による、放射性物質で汚染された露地原木栽培シイタケの販売自粛を取り上げたが、露地原木栽培シイタケを巡る状況はさらに深刻になった。
枝野幸男官房長官は4月13日午前の記者会見で、福島県飯舘村など同県東部の5市8町3村で栽培されている、露地栽培の原木シイタケについて、当分の間、出荷を控えるよう県を通じて指示したことを明らかにした。今回対象となった市町村の一部では、福島第1原発周辺の調査で規制値を超える放射線量が検出されており、福島県が出荷の自粛を該当する市町村に求めていた。

 出荷制限の対象は、新地町、伊達市、飯舘村、相馬市、南相馬市、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、広野町、川俣町、葛尾村、田村市、川内村、いわき市で、出荷制限は露地で原木を使って栽培されたシイタケに限定した。ハウスなど施設で栽培されたシイタケからは規制値を上回る放射線量は検出されていないとしている。このうち、飯舘村産については摂取も控えるよう指示した。
検査で規制値を超えていた4市町村のシイタケは出荷されていないが、それ以外はすでに流通している可能性が否定できないという。

厚生労働省によると、きのこ類は放射性物質を蓄積しやすい性質を持ち、チェルノブイリ事故が起きた86年以降、放射性物質が基準を超えた輸入食品のうち3分の1は、きのこ類だったという。

現在のところ、飯舘村産のシイタケから規制値(1キログラムあたり500ベクレル)の26倍にあたる1万3000ベクレルの放射性セシウムと、規制値(同2000ベクレル)の6倍にあたる1万2000ベクレルの放射性ヨウ素が検出されていた。伊達市産からは、1460ベクレルの放射性セシウムが、いわき市産からは、890ベクレルの放射性セシウムと3100ベクレルの放射性ヨウ素が検出されている。

(堀博美/きのこライター 「きのこる キノコLOVE111」(山と渓谷社)執筆 http://spore.sblo.jp/)

■関連リンク
放射性物質:露地シイタケの出荷停止 福島東部16市町村 – 毎日jp(毎日新聞)
露地栽培のシイタケ出荷制限=福島・飯舘村など16市町村 (時事通信) – Yahoo!ニュース
シイタケからも規制値を上回る放射性物質検出 – 福島県いわき市 | スゴモリ
きのこと原発事故 | スゴモリ
ヘルシー・フード、きのこの栄養 | スゴモリ

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