福島第1原発事故、全国の食品の放射能調査データ公開

福島第1原発事故の影響で、一部地域のホウレンソウやシイタケなどから、多くの放射性物質が検出され、出荷停止や出荷自粛などになったことが、大きな問題になっている。

この件については、農林水産省がデータを出しているが、「全国の放射能濃度一覧」という、個人が震災ボランティア活動の一環として製作されたサイトに、たいへん分かりやすくまとめられている。
 その中には、「全国の食品の放射能調査データ」というコンテンツもあって、各種食材、野菜類・魚介類・肉類・乳製品といった食品の、放射性ヨウ素と放射性セシウムの調査データが掲載されている。

筆者はきのこに最も興味があるので、まずシイタケで検索してみる。すると、露地物はどちらの物質も多く含むようだが、半減期が約30年と長い、放射性セシウムの含有量が26.0倍の基準超と、かなり高いことが気になる。また、放射性ヨウ素の基準が、米国の輸入基準より、もともとかなり高く設定されていることに驚く。
マイタケも見てみた。こちらは、事故当初は高い値を示したが、すぐに減って検出量が0ベクレルになっている。施設内での栽培ということで、窓をきっちり閉めるなど、何らかの対策をとったのだろうか。エノキタケも、施設内栽培で、現在では検出量0ベクレルである。

もちろん、他の食品のデータも毎日の食生活にとって重要で、非常に参考になる。食の安全のために、目を通されることをお勧めする。

(堀博美/きのこライター 「きのこる キノコLOVE111」(山と渓谷社)執筆 http://spore.sblo.jp/)

■関連リンク
農林水産省/厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果)
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