地球上から宇宙ゴミを吹っ飛ばすレーザーの研究-NASA

宇宙ゴミやスペースデブリと呼ばれる宇宙空間上のゴミは年々深刻化してきており、新規に打ち上げる有人無人に関わらずスペースシャトルの脅威となっている。ゴミは10cmもあれば、宇宙船は破壊され、任務遂行能力を奪われてしまうからだ。

NASAはこの問題を解決するために様々な方法を研究しているが、現在はレーザーを使った解決法を研究中だ。

以前からレーザーを地上から宇宙に向かってレーザーを照射し、ゴミを蒸発させるというものは考えられてきた。しかし、無闇に強力なレーザーを照射してしまうと、宇宙ゴミのみならず、そうでないものも吹っ飛ばされてしまう。

そのため、NASAエイムズ研究所のJames Mason氏らの最新の提案では、それほど強力でない5kWレーザー、軍事兵器用レーザーの10分の1の強さのレーザーの利用が検討されている。1つのシステムで1日につき10の異なる宇宙ゴミに対処可能だ。ゴミを完全に蒸発させるのではなく、軌道をそらすことで宇宙船との衝突を回避する。

論文では、今後さらなる研究が必要なことは明らかであり、また同時に実際にデモする前に詳細な分析や改良が必要であると説明している。

この論文は、3月9日付けでCornell University Libraryからオンラインで発表されている

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