1枚のCDに隠されたトロイの木馬によって車が乗っ取られる危険性を研究者ら指摘

STI Startup Sequence
Creative Commons License photo credit: ttstam

車がより高機能化し、複雑なシステムが組み込まれてきた今、車が、トロイの木馬などのウィルスの標的になってくるかもしれない。しかもカーステレオで聞こうと思っている1枚のCDから。

カリフォルニア大学サンディエゴ校とワシントン大学の研究者は米国科学アカデミープロジェクトの一部として、電子制御の車の脆弱性を研究している。そして、自動車メーカーに潜在的なセキュリティホールを警告しようとしている。

多くの新しい車には、ハンズフリー通話を実現するためのブルートゥースや携帯やその他の機器のビルドイン接続が搭載されている。それらが攻撃者の標的となる。

最近の車には、ドライバーが事故にあった際に自動的に救援の電話をかける仕組みが備わっているものがある。研究者らはその認証システムを突破することで車のシステムを支配できると考えた。

ある実験例では、130回電話をかけて、その認証システムを突破した後、携帯電話の接続を通じて悪意のあるコードを含んだ14秒のMP3ファイルをアップロードした。他の実験では、ブルートゥースのペアリング機能を利用して悪意のあるコードを実行できた。どちらも成功した。

一度攻撃者の手にわたってしまえば、車の内部に搭載されているシステムすべてを管理することが出来る。例えばドアの鍵を開けたり、ブレーキを無効にしたり、GPS情報や車のIDナンバーなどを攻撃者に送信される、といった多種多様な被害が考えられる。

人の命を運ぶ車をより安全にするためには、対攻撃者への内部のシステム強化も重要な課題だ。

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