もっと魚を!気分が塞ぎがちな時は試してみる価値あり?

Origami Burgers!

最近どうも自分に自信がない。将来が不安だ。心配の種が尽きない。人に会うのが億劫だ。こんなネガティブ思考に陥ったときは、魚を食べるとよくなるかもしれない。

フランス国立系研究機関が共同で『Nature Neuroscience』の1月30日付けオンライン版に発表した論文によれば、魚に多く含まれるn-3系多価不飽和脂肪酸が不足したマウスでは、うつ病傾向や不安症、非社交性などの行動異常がみられたという。そしてその原因を探ったところ、何と脳内マリファナとして知られている内在性カンナビノイドの効きが悪くなっていたのだ。

体内で合成することができないため必須栄養素となっている多価不飽和脂肪酸は、主に2系統存在し、n-3系とn-6系に大別される。これらは、系統内の脂肪酸同士は変換可能だが、系統間の変換は不可能なため、食生活のなかで摂取した多価不飽和脂肪酸のn-3/n-6系統比は、そのまま体内の脂肪酸組成に影響する。n-3系多価不飽和脂肪酸を多く含む魚食を中心とした伝統食では、n-3/n-6系統比がおよそ1/1程度だったのに対し、加工食品を中心とした現代食ではその比率は1/15にまで減少していると言われている。

今回、このn-3/n-6系統比の減少が、脳内にあるマリファナ様物質で、脂肪酸から生合成される内在性カンナビノイドの効きを悪くすることで、幸福感を感じられないといった精神的不健康を招く可能性が示唆されたのだ。気分は塞ぎがちだが魚はどうも・・・という人は、ハンバーガーをフィレオフィッシュに変えるといった努力から始めるのも悪くないかもしれない。

(神無 久:サイエンスあれこれ
Creative Commons License photo credit: marc0047
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