携帯電話と脳腫瘍は関係がない-マンチェスター大学

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携帯電話が普及し、子供から大人までが携帯し、通話やメールを楽しむようになったが、携帯電話の利用は脳腫瘍のリスクと関係がないことがマンチェスター大学の研究によって明らかになった。

携帯電話と脳腫瘍はしばしば関連付けられ、過去にもイギリスの地区保健医療当局は電話での通話時間を制限したほうがよいという声明を発表していたが、新しい研究がこうした心配を緩和してくれそうだ。

マンチェスター大学の科学者は、ここ10年の脳腫瘍の発生率の増加と携帯電話の使用頻度との関連はあまりないと言う。また、もし脳腫瘍と携帯電話が関連しているというならば、理屈はわからずとも頭と携帯電話を近づけたくなくなるだろうが、実際のところ両者には関連性がなく安全だということを示唆している。この研究結果はBioelectromagnetics(生体電磁気学)誌に掲載された。

Frank de Vocht博士は、「1985~2003年の携帯電話の使用頻度は1998~2007年の脳腫瘍の発生に目立った影響を与えず、その結果から携帯電話が脳腫瘍の主要原因になりそうもない。もちろん無線周波に影響されやすい人がいるということ、あるいは珍しい脳腫瘍が携帯電話と関連している可能性を排除することはできないが、我々のデータから携帯電話から発せられる電波を減らす対策をとる緊急の必要はないと解釈する。」と語っている。

こうした携帯電話と脳腫瘍との関連を論じた論文は過去にも多くあり、賛否両論がある。また、腫瘍との関連は追求せずとも、例えば携帯電話中毒になるいう研究もされている。例えば、携帯が着信していないのにヴァイブレーションしたと錯覚し、携帯を確認してしまうという現象。これはPhantom Vibration Syndrome(幻想振動症候群)と言われている。

Creative Commons License photo credit: Anders Adermark
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