アラブ首長国連邦で発見された10万年前の人類の石器から分かることと数々の疑問、研究者が解説

アラブ首長国連邦で最近発見された人類の石器が、少なくとも10万年前に遡るものだと分かり、その結果、今までの学説より倍も早い12万5千年前には、人類はアフリカ大陸を離れていたかもしれないと示唆している。

なぜこのように食い違っているのだろうか?アラビア半島の南東部に位置するアラブ首長国連邦での発掘で見つかった石器は、確かに10万年前の物であった。遺伝子学的見地からは、約6万年前までには人類はアフリカ大陸を離れていなかったとしているが、これらの石器はネアンデルタール人ではなく、人類の所業だとされている。

 もしその石器が人類の所業だとすると、以前の予測より少なくとも4万年も前には、アフリカ大陸の外であるアラビアで、人類は存在していたことになる。この発見をおし進めてきた古生物学者は、4万年というのは、遺伝子学的なデータのみに基づいて計算されたものであると鋭く指摘した。

「確かに遺伝子から得られる情報は有用ではあるが、そこから人類の歴史を再構築しようとすると、思わぬ落とし穴がある。例えば遺伝子学ではかつて、犬が家庭で飼われるようになったのは12万年前だとしたが、実際には最新の研究で、2万年前だったとされている。」

この発見は、解剖学上の新人[1]が、アフリカ大陸外にいただろうという、考古学的に最も重要な発見の一つである。ただ、幸いなことにアラビア半島はアフリカ大陸から近いため、新人の移住の時期や、彼らの歴史を再構築することは、少しは簡単である。自然とその発見を事実として考えてしまうが、簡単には以前の6万年という数字を退けることも出来ない。その数字は異なる根拠を持つ主張であり、一つの科学的な考えなのである。この根拠が全くもっておかしいと否定することは出来ないが、先日の研究者による記者会見では、その根拠が主張を根本から信じるのに必然的な理由にはならないとされている。つまり遺伝子学者がほかの可能性について議論するのを嫌ったとしても、新人は10万年前にアラビア半島に居住していたのである。

研究者達は、我々が持つであろうこの発見に関する質問にいくつか答えている。レッツダイブイン!それを見てみよう。

まずは1つ目の質問だ。

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