なぜ手書きの方がタイピングより学びに適しているのか

the principles of the divine

手で文字を書く子供や学生のほうが、キーボードでタイプするよりもよく学ぶということがある研究で明らかになった。

以前、汚い読みにくい文字のほうが、記憶に定着しやすいということを以前紹介したように、スクリーンとキーボードに置き換わることで、人間の脳では明らかに何かが働かなくなっているという。

研究者によれば、これは読み書きをするということがいくつかの五感を含んでいるからであり、手書きの時に生まれる感覚運動というプロセスが文字を認識するのに役立っているという。

つまり文字を手で書かず、キーボードでタイプすることにより脳の中では反応が変わっており、これが学習能力の変化にも関連している。

実験では、ボランティアの2つのグループに未知のアルファベットを学習させた。1番目のグループがキーボードを使って記憶する一方で、2番目のグループは手で紙に文字を書いて覚えた。

そして毎週、どれくらい記憶しているのかという記録が残した結果、読み書きを通して文字を覚えた人のグループが良い結果であったという。

この研究結果はノルウェーのスタヴァンゲル大学の読書専門家Anne Mangen、マルセーユ大学の神経生理学者Jean-Luc VelayによってAdvances in Haptics journalに掲載された。

Mangenは手で文字を書くことが、キーボードを使うよりも時間を使うので、言語に関連している脳の一部分は学習プロセスに影響をあたえるのかもしれないと言っている。

汚い文字を書くことが記憶に定着するのも、脳を読みやすい文字よりも働かせているからであり、この研究結果と通じる点も多い。効率化が重視されている現代の学習をもう一度見直す必要があるかもしれない。

Creative Commons License photo credit: TheAlieness GiselaGiardino²³

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