地球は19世紀と比べて2倍ほこりっぽい、地球温暖化と関連

ScienceDailyが伝えるところによると、新しい研究結果によって、地球の塵の量は19世紀と比べて約2倍になっているということが明らかになった。また、この変化は世界中の気候と生態系に大きな影響を及ぼしているという。この研究は12月13日にアメリカ地球物理学連合で発表された。

砂漠の塵と気候は多数の絡み合った複雑なシステムによって、互いに影響を直接的ないしは間接的に影響を与える。

塵は地球に降り注ぐ太陽光を遮断する。その結果、例えば二酸化炭素を増やし温暖化を導く要因になる。また、雲と降水にも影響を与え干ばつを引き起こす。これが砂漠化を導き、悪循環となっている。

さらに海洋学にも影響を与える。塵は鉄を海へ運ぶ。鉄はプランクトンや他の有機体に必要不可欠な物質だ。

砂漠の塵の変動を判断するために研究者は氷床、湖成層、サンゴからデータを集めた。これらには砂漠の塵に関する過去の濃度に関する情報があった。彼らはサンプルをもとに時間経過に伴う堆積の進度を計算した。

Community Climate System Modelとして知られているコンピューターモデリングシステムを用いて、研究者は時間とともに温度、降水、海の鉄の堆積量、地球の二酸化炭素取り込み量に関して、砂漠ちりの影響を復元した。

その結果、研究者は温度と降水の地域による変化は、20世紀の間6ppm(100万分の1)の地球の二酸化炭取り込み量の地球的な減少を引き起こすことを発見した。

同時に、モデルでも海に存在する塵が6%(4ppm)空気中の二酸化炭素の取り込み量を増やすことがわかった。

現在、地球温暖化の原因となるといわれている二酸化炭素は、主に化石燃料を燃やした際に発生するモノに注目が注がれているが、もっと自然に発生している塵による影響も考慮しなければいけないと研究者は言う。

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Earth is twice as dusty as in 19th century, research shows

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