喉が乾いたら水ではなくお茶を飲むべきという研究報告

European Journal of Clinical Nutritionに掲載された研究発表では、お茶が水よりものどの渇きを潤し、そしてさらに体を癒す健康効果があることを報告している。

お茶を飲むことが、水よりも良いということを主張しているのは、Carrie Ruxton博士。論文を発表した筆頭著者であり栄養学者だ。

水はのどの渇きを潤すだけだが、お茶ならば喉の渇きを潤すと同時に酸化防止の効果がある物質(特にフラポノイド)を含んでいるため、日常的な生活を通して細胞に与えるダメージを軽減し、心臓発作や一部のガンを防ぐのに寄与するとしている。(フラポノイドとは毛細血管を強化する作用があり、緑葉や柑橘類の皮に多く含まれる植物色素の総称。)

米BBCの伝えるところによると、彼らは1日あたり3~4杯のお茶を飲むことで、心臓病やガンの一部を予防する決定的な証拠を発見したという。さらに、骨を強くし、歯垢や虫歯を予防する効果もあるという。

博士は、お茶のフッ化物は歯に良く、またポリフェノールは心臓病やガンのリスク軽減にもつながる。お茶の摂取が健康上有害だという証拠が今までないと言う。また、博士はカフェインは利尿作用で知られているように体から水分を奪うという認識が一般に定着しているが、それは大量に服用した場合であり、カフェインを含む飲料全てが水分を奪うというのは神話。実際のところは失う量より得る量のほうが多いことも指摘している。

イギリス栄養財団は1日あたり1.5~2リットル、またはコップ8杯半分の水分を摂取するよう推薦している。そしてこの調査では、その全体の摂取量の内1~6杯の緑茶か紅茶を摂取することを勧めている。ただし、お茶は鉄分の吸収を妨げるという結果もあるので、貧血の人は食事中の飲茶は避けたほうが良さそうだ。

日常的に実行していると思われる水よりもお茶。これからは喉が乾いたら水よりもお茶を飲むよう心がけよう。

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BBC NEWS | Health | Tea ‘healthier’ drink than water
European Journal of Clinical Nutrition – Black tea – helpful or harmful? A review of the evidence

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