人を暴力的にする合法的だが危険な薬物トップ5

人々が薬物と暴力の関連性を考えるとき、それは一般的にコカインなどの違法ドラッグを思い浮かべるだろう。しかし実際には一般的な薬物、例えば抗うつ剤にも同様に暴力の危険性を増加させるという関連性が見つかった。

この研究では、他人への暴力と関連のある31の薬を特定し、その結果はPLoS ONEに掲載されている。ただし、ここに掲載される薬が必ずしも暴力的な行動を引き起こすということではないことは注意しよう。

研究者は危険度をそれぞれの薬をデータベースをもとに比較して計算しトップ10のリストを作った。以下だ。

5位:マラリア治療薬 Lariam

マラリアの治療薬であるLariamは以前から奇っ怪な振る舞いをすると報告されてい。暴力との関連度は他の薬物よりも9.5倍だ。

4位:ADHD治療薬 アンフェタミン

注意欠陥・多動性障害(ADHD)を治療する合成覚せい剤の一種であるでアンフェタミン。これはノルアドレナリンとドーパミンの放出促進と再取り込み阻害によって中枢神経に作用する。ちなみに多くの国において娯楽用途での服用は違法だ。他の薬物の9.6倍。

3位:新世代抗鬱剤SSRIのひとつパロキセチン

抗うつ病の為の新世代抗鬱剤SSRIのひとつパロキセチンは日本においてPaxilという名前で販売されており、すでに厚生労働相は服用による副作用として攻撃性を示唆している。他の薬物の10.3倍、暴力との関連性がある。

2位:新世代抗うつ座SSRIのひとつフルオキセチン

3位で紹介したSSRIの仲間。日本では未承認で未発売。これも以前より行動の変化を指摘するレポートが出されていた。他と比べて10.9倍。

1位:喫煙抑止薬 バレニクリン

ファイザーが販売する喫煙抑止薬。日本での発売名は「チャンピックス」。ニコチンよりも弱い刺激作用で、ドーパミンを放出させタバコ摂取の欲求を軽減する。しかし残念ながら他の一般的な薬と比べて、なんと18倍暴力的になるという。

抗うつ剤が比較的上位に名を連ねたのには、その薬剤のドーパミンなどを刺激するという性質上、暴力的になってしまうということが判明した。実際に医療目的以外での使用は禁止されているものも多く、その危険性は以前から認識されているものも多い。治療以外の目的での興味本位の服用は厳禁だぞ!

■関連リンク
Top Ten Legal Drugs Linked to Violence – TIME Healthland

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