中国のきのこの漂白剤汚染、北京の小学生が調査

Forest Lamp

きのこはヘルシーな食材、というのが一般的な認識である。しかし、毒きのこでなくとも、時に栽培きのこが違法な農薬などで汚染され、人体に影響を及ぼす可能性があるケースがみられる。

中国で、きのこを食べるのが大好きな北京の男子小学生、張皓くん(11)が、母親から「きのこは人工的に加えられた漂白剤で汚染されていると新聞に載っていた」と、きのこを食べるのを禁じられた。

そこで、張皓くんはきのこを愛するがゆえ、その真偽を自分の目で確かめようとした。昨年7月、店でシメジやエノキタケなど16種類のきのこを購入し、両親に紹介された中国農業大学の研究員と共同で。顕微鏡と蛍光灯を使ってサンプルのきのこを分析したところ、それらのきのこの9割から、食品への添加が禁じられている「蛍光増白剤」が検出された。これらの漂白剤には、肝臓への悪影響や肌のアレルギー、ぜんそくなど呼吸器系の疾病といった多数の健康被害の危険性がある。

この分析結果がインターネットなどで報じられると、非常に大きな反響があったため、北京市の食品安全管理当局は、あわてて昨年12月に市場に出回っているきのこを緊急調査し「97.73%が合格だった」と、きのこの安全性をメディアを通じて公表した。しかし、インターネット調査では「張皓くんの調査結果を信じる」との回答者が約1100人と、圧倒的多数を占め、「当局を信じる」と答えたのはわずか8人だった。

張皓くんは「ぼくの調査結果が報道してもらえて、とてもうれしい」と語っている。

中国のきのこは日本にも輸入されている。あなたはどちらの調査結果を信じますか?

(堀博美/きのこライター 「きのこる キノコLOVE111」(山と渓谷社)発売中)
Creative Commons License photo credit: pixhektar

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