賢い人ほど長生きする-ミツバチを用いた研究によってフォローされる

Bee Speed!!!

以前より科学者は賢い人間が長生きすることについて、それらには相関関係がある事を認めていた。今回ミツバチを用いた研究によって、賢い人ほど長生きする傾向があるということがフォローされた。その結果は、普通の人が抱く直感的な理由と相違ないだろう。

エジンバラ大学の心理学者、Ian Dearyは生物学的関連が長寿と知性に関係があると主張していた。彼はこの関係を”system integrity(システム完全性)”と呼ぶ、その意味を簡単に言ってしまえばストレス(人を老化させる大きな一因)にうまく反応する人はより長生きするということのようだ。

この概念に興味を持ったアリゾナ州立大学の研究者Gro Amdamとノルウェー生命科学大学はこの仮説を検証する実験をミツバチを用いて行った。詳細はScientific American Mindに掲載されている。

この研究ではミツバチに対して古典的なパブロフの条件付けによって、匂いと食物報酬を関連づけを行い学習させた。1、2回で学習した優秀なハチもいれば、何回もかかる馬鹿なハチもいた。この状況は人間における賢さの違いと同様だ。

老化をシミュレーションするために、ミツバチを酸素が入った試験管に入れ負荷をかける。必要以上に酸素があるとそれは害に成るという事を以前記事にしたが、ミツバチの場合も同様にそれが身体的なストレスになり、早老につながる。

優秀なハチはこの負荷テストにおいて、平均58.8時間生きる事ができた。一方これに対して馬鹿なハチは54.6時間だった。優秀なハチには、老化の原因になる浮遊期(フリーラジカル)を取り除く酸化防止機能がよりうまく働いたという。

つまり、やはり様々な環境にすぐ適合できる賢い生き物が長生きするという事を示唆しており、これは人間においても同様の事が言えそうだ。

Creative Commons License photo credit: Danny Perez Photography
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