話題沸騰のKinectの仕組み、世界の研究者が熱狂したワケ、驚きの公開動画を一挙紹介!

MicrosoftがXbox 360向けに日本では11月20日に発売(NAでは4日発売)したKinectがユーザーから神デバイスと評価され、彼らの手によって様々な形にハックされている。
そもそもKinect(キネクト)とは、ゲーム用の操作カメラ型デバイスであり、ユーザーはコントローラーを使わずに操作が可能になるというもの。操作は音声やジェスチャーによって行う事が可能となっている。

コントローラーを用いずして、入力を可能にするために、Kinectには様々なセンシング技術と関連ソフトウェアが集大成されている。以下にそれらを列挙すると…
RGBカメラ、深度センサー、マルチアレイマイクロフォン、および専用ソフトウェアを動作させるプロセッサを内蔵したセンサー。
ソフトウェア側では、プレイヤーの身長、位置(縦横奥行きの3次元)、角度の自動調整、プレイヤーの骨格などを読み取って合成するモーションキャプチャ。
カラー出力の場合は、フレームレート30Hz、32Bitカラー、VGA解像度(640×480px)のRGB出力、モノクロの場合は、16bitカラー、QVGA解像度(320×240px、感度は65536階調)、またセンサーが感知する範囲は1.2〜3.5m。

といった具合だ。

Xbox360対応デバイスなのでUSB接続で動く、これを他のハードウェア、パソコンでも使えるようにならないかという事を世界中のハードウェアハッカーは考えたのだ。1万4800円で販売されているKinectは用意されたMicrosoftのゲームだけでなく、もっと可能性を拡大させている。すなわちそれはハードウェアの価値を大幅にあげている事になる。

他のハードウェアで動作させる場合には、それらのハードウェアとKinectをつなぐ、ドライバが必要になる。こうしたドライバーはMicrosoftからは製品の安全保障上、提供されていなかった。しかし、MITのメンバーが設立した電子工作パーツ販売で有名なAdafruit社は、Kinectのドライバをオープンソース / パブリックドメインで公開した人に賞金1000ドルを懸けると表明(後に2000ドルに増額し、最終的に3000ドルとなった)。最終的にHector Martin氏がたった3日で達成し、全世界に公開された。

これによって、Kinectハックに世界中のメディアアーティストから研究者までが熱狂し、次々と面白い作品が登場。その数は100を超えるとも言われている。発売から約1ヶ月で、Kinectはハードウェアの仕様を丸裸にされ、有意義な使い方をされているが、これはそもそもKinectというデバイスが魅力的だったから興味を持たれた事を意味している。そうした意味でMicrosoftはホームラン級のデバイスを飛ばしたことになるだろう。Wiiの次の段階のコンシューマー向け家庭用ゲーム機としてはすばらしいデバイスだ。(Wiiの棒のようなコントローラー、Wiiリモコンが発売されたときにも、ハッカーは飛びついて解析を行い、様々な作品を作った。※Youtube参照

ではここで、今話題になっているKinectの動画を一挙紹介。これを見ておけば、初期から最新までを一挙にマスターできるぞ。

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