絶対に買う前に知っておいた方が良い水嶋ヒロ「KAGEROU」の賛否両論

人気俳優の水嶋ヒロが本名の齋藤智裕名義で執筆し、第5回ポプラ社小説大賞を受賞した処女小説「KAGEROU」。執筆者が元俳優という話題性も相成り、連日マスコミに取り上げられ世間からの注目がかなりあつまっている。

12月15日発売後現在にいたるまで、まさに売れに売れている状態だが、その読者が寄せるこの小説に対する評価(レビュー)について現在ネット上が盛り上がっている。完全に賛否両論が分かれているので、個人の感想によるものが多分にあるはずだが、これから買って読もうとしている人は知っておくと得かもしれない。


オンライン最大の書店Amazonのレビューは12月19日現在、433件の評価が寄せられている。その内訳は、★5つ52人(12%)、★4つ28人(6%)、★3つ44人(10%)、★2つ86人(20%)、★1つ223人(53%)。実に、半分以上の人が最低評価を下している。★2つ以下の評価を含めると、7割以上の人に上る。しかも★5つと評価していても実際の文章では最低評価を示唆しているものもかなり多くみられる。Amazonでは実に評判が悪い。

レビューでは応募数1000を超えるポプラ社の大賞にはふさわしくない文章構成力、内容の薄さが指摘されている点が目立つ。さらに、中には「売れまくってポプラ社に利益をもたらした点では大賞」、「マウスパッドとしての使い道あり」といった辛辣な意見も。


しかし一方、楽天ブックスに目を向けてみるとどうだろうか。こちらには現在、326件のレビューが寄せられている。その内訳は、★5つ165人(50%)、★4つ97人(30%)、★3つ47人(14%)、★2つ9人(2%)、★1つ8人(2%)。こちの方では一転して半数以上の人が最高評価を下し、★4つ以上を合わせると8割に到達。低い評価を下している人はほぼいない。楽天では非常に好意的に作品を見られていることが分かる。

レビューでは、命を扱う重いテーマなのにもかかわらず、読みやすく、分量も多くない点が指摘。「記憶に残る小説」「彼は天才です」といった高評価が並ぶ。中には、「某ネット書店(Amazon)での評価が低く、期待せずに読んだが良かった」といったAmazonでの悪評を知りつつも作品を押す人もいた。

両サイト利用者の年齢層や性別の割合がこうした評価の差異につながっていると思われるが、分量が少ない点を内容が薄いととらえるか、読みやすいととらえるかといった点で大きく分かれたというところだろう。レビュー全体を見ると若い人、特に女性には受けが良いようだ。


大量に流通したこともあり、問題の本作品はネットオークションに出品され値崩れが始るとの声もささやかれるが、現在Yahoo!オークションでは定価1400円のところ1200円程度でやり取りされており、需要と供給のバランスはまだ崩れていないようだ。しかし、前述のレビューの格差が激しいこともあり、読み終わった人が日に日に増すにつれ、バランスが崩れる恐れもあるため、気に入らなかった人は急いで売り払った方が得かもしれない。

真実の評価は実際に読んでみて、あなたが下してほしい。

■関連リンク
・Amazon:KAGEROU
【楽天市場】KAGEROU(楽天ブックス)(未購入を含む) | みんなのレビュー・口コミ

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