唾液は身近な治療薬

唾液には様々な酵素が含まれている、生物の授業で習うのは消化酵素のアミラーゼだけだが、実際には強烈な血止めと修復剤の酵素が存在する。おかげで舌を怪我しても出血はすぐに収まるのだ。傷口をなめて直すのもこの酵素を利用した治療法だ。動物などがけがをした場所をなめるのは、唾液をつける事で治癒が早まるという事を本能的にわかっているのだ。

動物の唾液は人間の治療薬の開発に役立つこともある。コウモリの唾液には、血を吸う時のために血液が凝固しにくくなる酵素があるが、これを利用した脳梗塞の治療薬の開発が期待されている。他にもあるトカゲの唾液を利用した血糖値を下げる糖尿病の治療薬Exenatideも存在する。

傷口をなめるとばい菌が入るといって、薬をすぐにつけようとする傾向が最近見られるが、実は唾液には治癒を早める酵素や痛みを和らげる効果もある。一様になめるのがいけないかと言われると難しい問題である。

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唾液
コウモリの唾液から脳梗塞の治療薬 マウス実験 [CNN]
動物が傷口を舐める科学的理由|野人エッセイす

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